太陽光発電と遠隔監視の関係性とは

太陽光発電設備を一度設置すれば、半永久的に変わらない電力を得られると考えている方がいます。しかし経年劣化によって、大なり小なり出力が低下することは避けられません。またパワーコンディショナーや送電設備に不調が発生したり、ソーラーパネルに汚れや破損が起きたりして、予定どおりの発電ができなくなる恐れもあります。特に投資として発電を始めたい場合は、このようなリスクを計算に入れておく必要があります。遠隔監視システムを導入すれば、太陽光発電設備の変調をいち早く発見し、素早いメンテナンスに繋げてリスクを回避することが可能です。異常事態が起きたときだけでなく、毎日や毎月のデータを蓄積し比較することにより、経年劣化の状況を把握するためにも役立ちます。

クラウドサーバーを利用したシステム

遠隔監視システムには、発電設備全体に接続するタイプと、個別のパワーコンディショナーに接続するタイプがあります。後者のタイプは個々のユニットの不調を検知でき、迅速な対応が可能で誤差も少なくなるというメリットがあります。ただしシステムによっては対応していないパワーコンディショナーもあるので、導入前に確認しておくことが大切です。最近ではクラウドサーバーを利用した遠隔監視システムが主流になっています。発電設備から検知された情報は、携帯電話やインターネット回線を通じて伝送され、手元のパソコンやスマートフォンに、見やすく分かりやすいグラフの形で表示されます。小型の機器で多数の装置に対応できる機種もあり、導入費用やランニングコストの節約になる点がメリットです。

さまざまな付帯サービスの利用も

遠隔監視システムで異常を発見しても、原因が分からなかったり、場所が離れていて迅速な修理ができなかったりする場合があります。そんなときは監視だけでなく、異常が起きたときの対処まで任せられるサービスが利用できます。定期点検サービスも付けておけば、より安心して太陽光発電を運用できるでしょう。このほか監視カメラで現場の状況をモニターできるサービスもあります。もちろん各々に費用がかかるので、しっかりとコストパフォーマンスを計算し、発電設備の規模に応じて導入を検討しましょう。雷や台風で設備が故障したり、雑草が伸びて太陽光が届かなくなったりするのは、よくあるトラブルの例です。太陽光発電で安定した収入を確保するためには、監視システムによる確実なメンテナンス体制が欠かせません。